「阿蘇の大自然から生まれた絵本」(前編) 葉祥明阿蘇高原美術館

[美しき日本の原風景がある阿蘇]

地震という有り難くない面で注目されてしまっている阿蘇ですが、

普段は、本当に美しく、360度雄大な大自然に囲まれた、

訪れる人に癒しを与え、

多忙な日常で忘れてしまいそうな人間らしさを取り戻させてくれる土地です。

必ずまた今回のことを乗り越え、阿蘇山へと続く橋を架け、

人々が訪れることができるようになると確信しています。

それだけのかけがえのない価値が、ここにはあります。

[葉祥明阿蘇高原美術館]

そんな阿蘇山に魅せられ、

有明海まで見渡せる景色の素晴らしい阿蘇山中腹の丘に、

最初は背高く生い茂っていた雑草を刈って切り開き、木々や草花を植え、

動物や虫たちも集まってくる素敵な美術館を一から立ち上げられたのが、

葉祥明阿蘇高原美術館館長であり、

作家・写真家の葉山祥鼎(はやましょうてい)さんです。

葉祥明阿蘇高原美術館1

美術館の名前にもなっている「葉祥明(ようしょうめい)」は、

葉山祥鼎館長の実の兄であり、

ベストセラー「地雷ではなく花をください」の

作品がある、絵本作家・葉祥明さんのことです。

この美術館は、葉祥明さんの絵をはじめ、

葉山祥鼎さんの撮影された阿蘇を中心とした写真や、お二人の詩なども展示されています。

緑豊かな自然の美しさと、人が生み出す芸術の素晴らしさとが、

ともに生かし合って、人の心にまっすぐに、そして温かく染み渡るように感じられます。

葉祥明阿蘇高原美術館2

[訪れてみてこそわかること。そこでしか得られないもの。]

ここは本当に、実際に行って、五感で自然と芸術を感じて欲しい場所です。

自分のこと、他人や社会そして自然との関わり方、

人それぞれが抱えていることの本質的なところを気づかせてくれます。

多忙や人間関係等で崩れてしまった心身や生活のバランスを整えてくれます。

自分らしさ、自分が本来持っているものの良さ、自分の素直な心を見つめる、

力を抜いて楽に生きる、そういう自分になれる場所です。

葉祥明阿蘇高原美術館3

今は地震の影響で、残念ながら休館中(2016年4月21日現在)ですが、

美術館自体は無事で、館長さんもお元気です。

安全であることはもちろん最優先ですが、

きっと遠くない時期に再開されると思います。

またぜひ訪ねて下さいねうささん肉球 モカちゃんheart

葉祥明阿蘇高原美術館4

↑昨年出来たばかりのツリーハウス。くまモンも訪ねてきました。

[そして、ここでしか生まれないもの。]

上述しましたが、この美術館には、美しい草花や木々が育ち、

たくさんの動物や昆虫たちが集まってきます。

葉山館長が植えたもの、自然に根をはり成長したもの、

どこからともなくやってきた生き物、いろんなものが集まって、

それぞれが、その季節ごとに生き生きと輝いている様子を見ることができます。

そして有明海までつながる熊本の風景を見渡してみると、

目の前の動植物とともに一枚の大きな絵や映像になり、

どれも欠くことができない、自分を含めて全てが一体であるように感じられるのです。

“幸せを運ぶ青い蜂”「ブルービー」。

日本では滅多に見られないと言われているこの蜂はちも、

毎年のように夏にはこの美術館のある種類の植物のところにだけやってきます。

(リンクは無断転載禁止が多いので貼りませんが、どうぞ検索してみて下さい。

ニュースやいろんな番組、メディアでもたくさん紹介されています。)

そして、そんな美術館の丘の上に立つ一本の木に、

一匹の可愛らしい狐kitsuneが姿を見せたことから、

この時、この場所、この状況でしか絶対に生まれない、

今にして思えば、阿蘇の自然からのプレゼントとしか思えない、

素敵な絵本が生まれたのです。(続く)